「ニキビを潰してしまって痕が残ってしまった」
「思春期ニキビの跡が凸凹になってしまって、数年経った今でも改善されない……」
このような肌悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人、やっとニキビ肌から開放されたと思いきや、気づいたらフェイスラインにクレーターがはっきりと😱
顔の横側なので、普段はあまり気にならなかったのですがあるときふと横顔をみると「私の肌、こんなに汚かったけ???」とショックを受けました。
そこで見つけたのが、【ダーマーペン】と【ダーマーローラー】
効果が期待できそうだと感じたので、セルフでどこまでキレイになるのかやってみることにしました。
ニキビ跡やクレーターはこうやって出来る
まずはダーマペンを始める前にニキビ跡やクレーターはどうやって出来るのか、知っておいてください。
炎症を伴うニキビができたあと、真皮や皮下組織までダメージを受けてしまうと、皮膚表面が陥没してクレーター状のニキビ跡が残ることがあります。
ニキビ跡は深さなどによってタイプ分けされていて、一番深刻なのが「アイスピックタイプ」と呼ばれるものだそうです。
一般的にクレーター状のニキビ跡には外科的治療を行わないと、効果はないと言われており、美容外科などでレーザー治療を受けたりします。
ただやはり美容外科・皮膚科などの治療はとても高価で、手軽に出来るものではありません。
そこで見つけたのが下記に紹介する【ダーマペン・ダーマローラー】です。
ダーマーペンとは

こういうやつです。
0.2mm~2mmくらいの小さなハリがたくさん付いている電動器具で、これで皮膚の真皮層まで目に見えないほどの小さな穴を開けます。
その穴を自己治癒力で塞ぐ時に、そのあたり一帯の細胞も一緒に再生してもらうことによって、深い真皮層にまで達したニキビ跡も徐々に薄くなっていくというものです。
もともとは皮膚の若返りや小じわの治療などに広く用いられていたそうですが、最近はニキビ跡の治療や毛穴の開きの治療としても使われています。
元から生物に備わっている機能を利用するということなので、安全にそして効果的に出来そうです。
このようなお悩みを持つ方におすすめ
- ニキビ痕が気になる
- 毛穴が気になる
- シワが気になる
- 二の腕のブツブツ(毛孔性苔癬)が気になる
ダーマペンの医学的な根拠
ダーマペンの理論的な根拠は1997年に遡ります。
Camirand A博士らが、小さなニードルで皮膚の表面を傷つけることで、瘢痕の治療を推進することが可能と報告したことに始まります。
その後、様々な医師がマイクロニードルによる傷跡の治療が試みられ、傷跡だけでなく、妊娠線、目尻のシワ、顔の若返りの治療に用いられるようになりました。その安全性、比較的安価な治療により、大いに注目されるようになりました。ダーマローラーによる治療が広がり、さらにその進化版としてダーマペンが注目されるようになりました。 出典:はなふさ皮膚科
ダーマローラーとは

ダーマローラーは針がついたローラーを使って施術する治療法です。
ダーマペンと理屈は同じですが、傷が大きくなったり、ダウンタイムが長くなったりと広範囲に出来る分デメリットもあるようです。
また針の長さを調節できないので、必要に応じて0.2mm,1mm,2mmなど複数本買わないといけなくなることもあります。
セルフでやる場合ペンとローラーどっちがいいのか
私は広範囲をカバーできるローラーの方がいいのかなと思っていました。
ダーマペン | ダーマローラー | |
---|---|---|
価格 | ¥5,000〜 | ¥2,000〜 |
針の長さ | 0.2mm〜3mm | 0.2mm〜1mm |
針の交換 | 出来る | 出来ない |
ダウンタイム | 短い | 長い |
ローラーの方が構造が単純(電動ではない)なので値段も安いし、管理も簡単そう。
ただ構造上針がナナメに刺さるため、針が肌から抜ける際に穴が余計に広がってしまう場合があるそうです。傷が広がるということは、ダウンタイムの時間がかかることになります。
ダウンタイムはできるだけが短い方が良いと思ったので、【ダーマペン】を選びました。
必要なもの
セルフダーマペンをやる時とやった後に必要なものを8つご紹介します。
相場の金額も載せているので、ぜひ参考にしてください。
ダーマーペン
アイボーテ
ネットで購入が可能で、私は普段使っている楽天ショップの中から【日本語説明書付き】の上記ショップで購入しました。
金額はものによりますが、¥5,000〜¥10,000程が相場のようです。
消毒用アルコール
ダーマペンの針と患部を消毒するのに使います。「消毒用アルコール・エタノール」で検索して出てくるやつで問題ないと思います。
私は5年前に買った「無水エタノール」がまだ残っていたので、それを利用しました。
ただコロナの影響でめちゃくちゃ高騰しているので、アルコールやエタノールが手に入らなかったら、マキロンとかでも問題ないと思います。
消毒用エタノールと無水エタノールの違いはアルコール含有量の違いです。消毒用は70%くらい無水は100%。
余談ですが、昨今のコロナ対策には70%の方がよいとされているので、軒並み売りきれていました。
相場は¥500〜¥1,500前後
麻酔クリーム

個人的な目安として、針の長さが1mm未満の場合は麻酔がなくても大丈夫だと思います。
ただニキビ跡に効果があるのは1.5mm以上らしいので、麻酔は買っておきましょう。
個人で買えるものには、エムラクリーム(EmlaCream)5%やラクサールクリーム(RacserCream)5%(ジェネリック)が有名です。
日本での取り扱いはなく輸入品なので、発送まで時間がかかります。なのでなるべく早めに買っときましょう。
セルフダーマペンやセルフ脱毛をやっている人はみんなここの店舗で麻酔クリームを購入していたので、まあ安心かなと思い私もオオサカ堂さんで購入しました。
↓オオサカ堂で麻酔クリームを買った話についてはこちら

↓エムラクリーム・ラクサールクリームの違いについてはこちら

相場:1本¥1,500〜¥3,000前後
成長因子入りの美容液

ダーマペンで傷を付けた後に、成長因子入りの美容液を付けておくと回復に良いとのことなのでこちらも楽天で購入しました。
成長因子(グロスファクター)は美容皮膚科でダーマペンをやる際にもよく使われているようで、その場合は顔に塗ってから針を指している感じです。
無くても問題はないですが、より早く結果を求めるならあったほうが良いのかなと思い、比較的安めのものをチョイスしました😁
あまり高額だと続けられないとも思ったので。
相場:1本¥5,000〜¥20,000前後
顔パック
ダウンタイム用です。これをやるのとやらないのとでは、次の日にかなり差を感じたので、買っておいたほうがよいと思います。
冷蔵庫で冷やして、施術直後の火照った顔にやると赤みや腫れに効果的だと思いました。
お肌の修復にはビタミンCが最適なので、化粧水とかはビタミンC入りにして、パックはコラーゲン入りのものを選んでみました。
このシリーズはビタミンC入りとヒアルロン酸入りもあるので、用途に応じて選べるのが良いですね。
相場:¥1,000前後〜
化粧水、保湿クリームなど
ダーマペンをやったあとは特に乾燥を感じやすい上に、肌の修復にも時間がかかるのできちんと保湿をしてあげます。
ニキビやニキビ跡にはビタミンCが不可欠なので、化粧水にもビタミンCが入っていると良いと思います。
以前からこのシリーズのプラセンタ入りを使ってはいたのですが、ビタミンC入りの方が肌の吸い付きが違う気がします。
こちらもニキビにはこれと言われるくらい有名な美容液です。
これも普段使いとして、特にクレーター部分に使います。
乳液はなんか手元にあったやつを使いました。
普段使っている化粧水やクリーム、乳液でも問題ありませんが、より早い効果を期待するなら、お肌の修復を助けるアイテムを使って上げたほうがいいかなと思います。
相場:¥1,000前後〜
冬場の乾燥には
冬は特に乾燥するので、上記に加えてワセリンやオイルも使っていました。

ワセリンは化粧水などを塗ったあとに蓋をする感じで使用します。
このオイルはブースターの役割があるので、顔パックをやった後、化粧水を塗る前に付けます。
ダーマペンに限らず、これめちゃくちゃ良いですよ!!
私はブースターオイルを使い始めてから、冬場の乾燥が全く気にならなくなりました✨
相場:1本¥500〜¥3,000前後
日焼け止め
ダーマペンをしたあとは皮膚がとても敏感になっているので、日焼け止めは必須です。
私は普段からこの日焼け止めを使用しています。
敏感肌にも配慮された成分に加え、肌に付けている感じがしないので1年中使っています。
これも既に使っているものがあればそれでよいと思いますが、普段日焼け止めを使っていない方やボディ用の日焼け止めで併用している方は、なるべく低刺激の顔用の日焼け止めを準備したほうが良いと思います。
とにかく、紫外線は大敵なので日焼け止めをどうしても使いたくない方は、紫外線予防効果のあるCCクリームなどを使ってしっかり対策をしてください。
相場:¥1,000前後〜
必要なものを準備してダーマペンに挑もう!!
さて自分でダーマペンをやる時に必要なものがだいたいわかって来たのではないでしょうか。
ここでは必要最低限のものをご紹介しました。
1から全部買ったとしても最低金額¥15,000程〜始められますね。
化粧水などは皆さん手持ちのものでも大丈夫なので、ダーマペン一式だけ買えば始められる方もいらっしゃると思います。
次回はダーマペンの基本的なやり方と注意点を解説していきます。
初めて行う時は不安や心配もあると思いますが、最低限のことを守っておけば失敗せずに済むと思いますので、始める前に参考にしてください。
↓ダーマペンの基本的なやり方と注意点

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