ここでは基本的なセルフダーマペンのやり方と注意点を解説しています。
この記事はセルフダーマペンを顔に5回、肉割れに3回,合計8回やった筆者が、そのやり方や手順と施術する時の注意点をまとめて見ました。
この記事を読んでほしい人
- 初めてセルフダーマペンをやる
- セルフダーマペンをやるのが怖いor不安
- 本当に効果があるのかわからない
- 何度かやってみたけど効果が感じられない
最後まで読めば、安全に始められてなおかつ効果的にダーマペンを使うことができるようになりますよ。
解説の順番はこちら
- セルフダーマペン必要なもの
- セルフダーマペンの手順
- セルフダーマペンの注意点
ぜひ参考にしてくださいね。
セルフダーマペンに必要なもの一覧
やり方の前に簡単に使うものをご紹介します。
- ダーマーペン本体:コレがないと始まらない
- ダーマペン専用の針:12針、36針など針の種類があります。選び方は下記で詳しく解説しています。
- 麻酔クリーム:クレーター跡にやるなら必須!!!
- サランラップ:麻酔クリームが乾かないように保護します。
- コットン:麻麻酔クリームを拭き取る+消毒
- 消毒用アルコール:麻酔クリームを拭き取る+消毒
- 成長因子入りの美容液:一番重要です。
終わった後に付けることで、皮膚の回復を早めダウンタイムの時間を短くしたり、ダーマペンの効果を高める効果があります。 - 顔パック:終わった後のクールダウンに。こちらもダウンタイムの短縮につながります。
- 化粧水、保湿クリーム、日焼け止めなどでしっかり保湿と肌の保護をする:2番目に重要です。ダーマペンをした後は、肌がとても弱い状態になるので、施術後はしっかりと化粧水などで保湿をすることを徹底してください。また外に出る時は、日焼け止めや日傘などで紫外線からも肌を守ってください。
セルフダーマペンのやり方
セルフダーマペンの手順は基本的にこの流れで行います。
- 顔を洗っておく(入浴を済ませておく)
- ラクサールクリーム(RacserCream)5%(麻酔クリーム)を塗布
- 乾燥を防ぐために、サランラップで保護【30分〜60分放置】
- ダーマペンの針先を消毒液につけておく。
- 施術するところからコットンで麻酔クリームを拭き取りながら消毒をする。
私の場合は、おでこ→右こめかみ→右頬→顎→左頬→左こめかみ→鼻 - いよいよダーマペンを当てて行きます。
- 一通り終わったら、成長因子入りの美容液をたっぷり塗って、肌の回復を促します。
- 美容液を塗ったら、フェイスパックで蓋をして15〜20分間冷やしつつ、成分を肌全体に行き渡らせます。
- フェイスパックが終わったらまた美容液、化粧水、乳液、ワセリンなどを塗り乾燥を防ぐ
メイク・入浴は24時間後から可能です。なので、連休前日の夜とかにやれば大丈夫です。
セルフダーマペン具体的な流れ
①顔を洗っておく(入浴を済ませておく)
基本的にダーマペンやダーマローラーをやった後はメイク・入浴は24時間後が推奨されているので、始める前に入浴は済ませておいたほうが良いと思います。
②麻酔クリームを塗る
私は初回だけ使っていないのですが、麻酔クリームはぜったい使った方がいいです!!
ちなみに私が顔に塗るときはこんな感じで、白くうっすら見える程度にしています。
こめかみや頬は重点的にやるのと順番が後の方なので、少し厚めに塗っています。
③乾燥を防ぐために、サランラップで保護【30分〜60分】
凄い不気味な写真ですみません・・・。
ダーマペンを当てる順番の逆からサランラップをして行きます。【放置時間30分〜60分】
私はおでこからグルっと時計回りでダーマペンを当てているので、サランラップはその逆の左こめかみから分割して貼っていってます。
なので面倒くさがらずに、7箇所くらいに分割してサランラップで保護してください。
④ダーマペンの針先を消毒する
適当なグラスに消毒用エタノールかアルコール、もしくはマキロンなんかを針が浸かるまで(5mm程)入れて消毒してます。
そうするとアルコールが余ってしまうので、これをそのまま顔の消毒に使用します。
ダーマペンの針の選び方
ダーマペンの針は本数の違いで使用用途を分けた方が効率がよいです。
針の数 | おすすめする用途 |
---|---|
12針 | クレーターなど肌の凹凸を解消・施術する範囲が限定的 |
36針 | 顔全体をまんべんなく施術したい・毛穴改善や肌質改善を目的としている |
クレーター肌のような凹凸が激しい治療は、針を深めに刺す必要があります。
12針は針の数が少ないので肌に刺す時の抵抗が少なく、比較的深く針を刺すことが可能です。
また施術をしたい場所が限られている人にも12針はおすすめです。
36針は12針と比べて一回のスタンプでさせる針の数が多いため、広範囲の施術に向いています。
ただ12針と比べて針の数が多い分、肌に刺さりにくいという特徴があります。
クレーターなどにする場合は深くしっかりと刺さないと効果が期待できないので、36針は向きません。
毛穴などの肌質改善を目的としている場合は、そこまで深く針を刺す必要がないので
広範囲をまんべんなく刺していく36針方が時短になります。
単純計算で施術時間を1/3に短縮できるのでこういった目的の場合は36針を選ぶことをおすすめします。
⑤一箇所ずつ麻酔クリームを拭き取りながら消毒
先程余った消毒液をコットンパフに湿らせて、麻酔クリームを拭き取りながら顔の消毒をして行きます。
⑥いよいよダーマペンを当てて行きます。
額はすぐに血が出てくるので、まんべんなく血が出てきたらやめています。
クレーターの酷いところとかは重点的にやりたいので、何往復もします。
また縦横斜めと針を当てる方向をいろんなところからやることで、まんべんなくムラなくダーマペンを当てることができます。
他の部位はうっすら赤くなってきたら次の場所に移ります。
私が使っているダーマペンはこちら↓
【MyDamaStamp】楽天にあったアイボーテというショップで購入しました。
ただ現在は取り扱いがないようなので、今買うならこちらをおすすめしています↓
\現在ネットで売っている中で選ぶならこれが一番よいと思います。/
(2024/12/09 06:17:51時点 楽天市場調べ-詳細)
何よりコードレスタイプなので場所を選ばずに使えるのが良いと思います。
⑦終わったら成長因子入り美容液を塗って、フェイスパックでクールダウン
先にも言いましたが、
ダーマペンを終えたあとに成長因子などの有効成分が入っている美容液を塗ることで、
皮膚の回復を早めダウンタイムの時間を短くすることができます。
有効成分はそれぞれに効果が期待できるので、ダーマペンの効果をより高めることもできます。
これによりお肌の再生をより促進するので、ダーマペンとの相乗効果が高めることができます。
成長因子入りの美容液をたっぷり塗ったら、フェイスパックで15〜20分間冷やします。
(2024/12/09 06:19:12時点 楽天市場調べ-詳細)
とにかくダーマペンを終えたあとに成長因子など有効成分の入った美容液を塗るのとクールダウンはしっかりやって置くと、のちのダウンタイムを短くすることが出来るので、しっかりと行ってください。
⑧最後に保湿をしっかりする
オイルや美容液、化粧水・乳液・ワセリンなどをでしっかり乾燥を防いでください。
普段自分で使っているものの方が、肌に合っていると思うのでそちらを使ってください。
私は冬場に結構乾燥してしまうので、導入用のオイル→化粧水→乳液orジェル→ワセリンでしっかり保湿しています。
(2024/12/09 13:13:08時点 楽天市場調べ-詳細)
これで施術は終了です。
始めのうちは麻酔クリーム放置時間抜いても1時間近くかかるかもですが、手順に慣れてくれば30分程で完了できると思います。
セルフダーマペン1回目の様子はこちら↓
セルフダーマペンをするにあたっての注意点
さてダーマペンを使う前に、気をつけるべきポイントがいくつかあります。
これを守らないとせっかくやっても効果を得られないばかりか、ニキビ跡がより深くなる・広がることになってしまいますので、最低限守って使用してください。
針はこまめに替える
ダーマペンの針は消耗品なので何度か使用した後は、針先をチェックしてみてください。
毎回キレイに洗ったり消毒をしたりしていても、針先に血が固まってしまったり、針が曲がってしまったりすることがあります。
それをそのまま使用すると、感染のリスクもあるし、傷口が本来より広がって出来てしまうことにもなりかねません。
ダーマペンによる傷は、狭く深い方がより効果が期待出来ます。
針の様子を毎回使う前にしっかりと確かめて、初めて使ったときと違ってきたら新しいものに替えるようにしてください。
ダーマペンを使用する周期を長めにとる
一度施術をしたら早くて2週間、できれば3~4週間空けてもいいと思います。
始めのころは特に、結果を焦りすぎて毎日でもやりたくなると思います。
ただ1週間程度だと、肌の再生サイクル(ターンオーバー)が間に合わなくなるので、傷がさらに深くなる可能性があります。
せっかくニキビ跡を消すために始めたのに、よけいな跡が増えるのは避けたいですよね。
ダウンタイムが気になる場合は施術時間を減らす
赤みがなかなか消えないという時は、ダーマペンの施術時間が長すぎるのかもしれません。
通常は3〜4日で赤みが薄らいで来ますが、傷が多いほど炎症する時間も長くなります。
1週間以上も赤い炎症が続いてしまう場合は、一回の施術時間を短めにしてみましょう。
メイク・入浴は24時間後から可能
先にも言いましたが、メイクや入浴はダーマペンをやった後、丸1日開けてから行ってください。
傷口を清潔に保ち、発汗や体温の上昇などで炎症を促進させないためです。
施術前や後は手を良く洗う
このご時世なので、皆様も普段からよく手指の消毒はされているかとは思いますが、
針を触ったり、麻酔を塗ったりする前や後などはよく手を洗ってください。
異変を感じたらすぐに病院へ
ダーマペンはもともと美容皮膚科などの病院や専門の場所で行うものです。
セルフでやる場合は自己責任になってしまいますので、もし自分で行っているうちになにか異変を感じたら、すぐに病院へ行ってください。
その際にちゃんとセルフダーマペンを行ったことを申告してください。
中にはダーマペン自体を知らないお医者様もいらっしゃるかもしれませんので、使った針などを持っていくと話がスムーズに伝わると思います。
針の深さは段階を経て行う
針の長さは使う道具にもよりますが一番短くて0.25mm〜、長くて3.0mmほどです。
針が長いほど、深いキズにまで達せるので効果は得やすいですが、始めは一番短いものから行ってください。
特に鼻は肉が薄いので、私は麻酔なし1.0mmでやったら激痛で断念しました。
一番初めは0.25mm〜から始めて、徐々に深さを上げて行ってください。
その方が痛みにも耐えやすいと思いますし、自分の痛みが出やすいところなどのさじ加減がわかると思います。
慣れてくれば、麻酔あり2mm以上で鼻以外なら回せると思います。
より効果を得るために深く、何度も行う
始めは浅い針で行うのですが、その時にもより効果を出すためにダーマペンを動かす方法があります。
- 少し押し付けるようにする。
- 何度も往復させる。
少し押し付けるようにする
ダーマペンを皮膚が凹むように押し付けて行います。
自分でやると痛みや怖さから手加減をして表面を滑らせて行いがちなので、しっかり1箇所づつ押し付けて行うと良いと思います。
皮膚科での施術の際は押し付けつつそのまま滑らせていますが、私は怖いのでスタンプのように1箇所やっては離して⇒すぐ横にスタンプ⇒離してすぐ横にスタンプ・・・。
という感じで行っています。
この方法でも十分効果を感じているので、もし私みたいに滑らせて行うのが怖い・嫌な方は無理して行うこともないと思います。
何度も往復させる
ニキビ跡がクレーター状に深いところなどは、同じところを何度か往復させて行います。
より傷をたくさん付けられるのと、上下左右いろんな方向からやると深いところにアプローチできるからです。
この時も出来る方は押し付けるようにしつつ滑らせる
無理な方は押し付けては離して、次の箇所というふうに行ってください。
滑らせるやり方の方が、まんべんなく出来るのと時短にはなると思います。
- 針はこまめに交換・消毒を施す
- 針の長さは0.25mm〜1.0mmから始めて、慣れてきたら2.0mm〜3.0mmに移行する
- 結果を焦らない(頻度や回数を増やしすぎない)
施術後
- こまめに保湿しないと乾燥肌になる
- 施術後は紫外線に注意しないとシミになるリスクがある(日焼け止めをする)
ダーマペンは継続することが大事
ダーマペンは1,2回やってすぐに結果が出るものではありません。
特にニキビを潰して出来てしまったクレーターは傷が深いので、何度も肌の修復をして徐々に薄くなっていきます。
結果を早く出したい気持ちは痛い程わかりますが、無理に期間を早めて刺したり、深く刺したりすると余計ひどくなる可能性も十分にあります。
もし何度かやって「効果が出ない」とやめてしまった方もあと数回やれば変わるかもしれません。
とりあえず半年間やるつもりで始めると結果を焦らないでできると思いますよ。
ダーマペンの基本を知って安全に行おう!!
手順は上記の順番で行っていれば間違いがないと思うので、必要な道具はあらかじめ準備して焦らずにしっかり安全にダーマペンを行ってください。
次からはこの手順を踏まえつつ実践して行きます。
必要な道具についてはこちらで復習してくださいね。
↓セルフダーマペン記事一覧はこちら